ネウロアニメ・番組制作プロデュ−サーである
日本テレビの中谷敏夫さまと、電話でお話することができました。
(中谷さま参考資料:デスノート先行試写会コメント記事)
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20060928/death.htm
もちろん、私個人の力では、とても直接お話することなど出来ない立場の方ですが、
毎回こつこつ皆さんの声をメールで届け続け、まめに電話にてご報告も続けた結果、
署名活動の代表として、お話をさせていただくことができました。
これも、皆さんがお寄せ下さった444通の声のおかげです。ありがとうございます。
以下、会話テキスト全文を掲載します。
(掲載許可は頂いております)
お忙しい方は、会話内容をQ&A方式でまとめたものをご覧ください。
黒=中谷敏夫プロデュ−サー
緑=管理人
初めまして、H(管理人本名)と申します。
こんにちは、プロデューサーの中谷です。
お話できて嬉しいです。また、Sさま(マッドハウス総務部の方)から伺いましたが、御社からマッドハウスさまへメールの転送もして頂いているとのこと、ありがとうございました。
いえいえ。
たびたび送っていただいたHさんの文章を見て、「これはゴロツキやクレーマーではないな」と思ったので、直接話すことにしました。
普通こういうの、逃げるじゃないですか。でも逃げたくないと思ったんで。
ありがとうございます。
■署名の扱いについて
まず、お送りした署名は読んでいただいているのでしょうか。すべて読んでいます。どなたが読んでいらっしゃるのですか。
Sさまからは、現場スタッフさんと一部の脚本家の方は読んでいると伺いました。そうですね。監督も読んでいます。
中谷さまご自身もお読みになりましたか。読んでいます。
■原作との違いについて
投書をご覧いただくとおわかりと存じますが、原作とあまりにも違うのではないでしょうか。皆さんの言うようにアニメとマンガは確かに違いますが、アニメにするプロセスにおいては、限られた2クールの中でテーマを出さないといけないんです。
そうなるとネウロに限らず、話の入れ替えが発生する場合が多いんですよ。
しかし原作ファンとしては、なぜ原作の通りに進行していただけないのかと不満があります。デスノのように連載が終了しているものではなく、ネウロも弥子ちゃんも今後がどうなるかわからない中で、たとえばネウロが死ぬかも知れないじゃないですか。
それはどうかと思いますが、そういう可能性もありますね。アニメ2クール終了後も連載は続くと思いますけどアニメは単体で成立するように作らなければならないんです。
なのでコナンのように1話1話しっかり原作どおり、とはいかないんですよ。
単体で成立させるためには、原作を改変したりオリジナルを入れたりしても、やむを得ないのですか。いいですか、テレビアニメってのは、公共の電波の中で、
ごく一部のファンのために作っているわけでは
ないんですよ。ごく一部のファンというのは、原作ファンのことでしょうか。そうです。これOVAなら別なんですが、テレビなんですよ。
テレビってのは、ごく一部のファンのために作っているわけではないんですよ。
はい。OVAならV社とかBV社とか、ですか?DVD屋さんが作ればいい。でもテレビなんですよ。
よりテレビ的に広い層へアピールするために、あえて原作を離れたということですか。そうです。
■松井先生について
Sさまからは、制作前に松井先生と、アニメとマンガで違う出来になることについて話し合いを持った、と伺いましたが、本当ですか。そうです。松井先生はアニメ作品は気に入っている、と聞いていますよ。
それは、先生がそのように仰ったのですか。アニメについてどのように言及されたのでしょうか。 具体的にどのように言ったかということは、自分の口から言うことではないんで、先生に聞いてみてください。
聞いてください、と仰られても、ふつう私の立場では無理ですよね。そうですね(笑)
とにかく原作者も含め、集英社も含め、意見を拝聴しつつ作っているんですよ。
誤解されているかも知れませんが、 勝手に2者を無視して作っているわけではないです。
会議に会議を重ねて、お金をかけて手間ひまかけて、数ある作品の中から選んだのだから、
それは
親のような気持ちですよ。■投書数について
普段1つのアニメ作品に対してどれほど投書があるのか存じませんが、お送りした440通と言うのは比べていかがですか。Hさんのようにまとめて送って下さるケースはまれですが、件数自体としては飛びぬけて多いということはありません。
そうですか。
また、インターネット上では、さらに多くの方が、投書と同じような意見を述べています。ご存知でしょうか。 そんな、全部のネットの情報なんて見ていられませんよ。
個人の感想ブログやアニメのファンサイトなどは、ご覧になっていないのですね。そうです。
それでは、署名の送付状で紹介した署名サイトやmixiコミュニティ等はいかがですか。見ていません。
そうですか。残念です。
私は普段からファンサイトをよく回りますので、アニメを見た方にどのような意見が多いかという、全体的なライブでの評判、のようなものは、少しは把握しているつもりでおります。はい。
440通は私たちのコミュニティを知り、参加した方のみの数であって、実際はもっと多くの方が不満を持っている印象です。でも、
1億分の400、と考えると、それが多いと言えるかどうかはわかりませんよね。
失礼ですが、ネウロの視聴率は平均して3%くらいと聞いていますので、1億分のというのは適当ではないと思います。そうですね。
1%で100万人位、でしたでしょうか。さあ。
■アニメのテーマ・構成について
私はネウロというのは単純娯楽作品ではなく、人間賛歌の作品だと思っています。それは素晴らしい読解力だと思います。
ありがとうございます。読み込めない人は「シュールなだけのとんがった漫画」で終わると思いますが、自分はネウロが「人間ってすばらしい」とか「愛」や「勇気」とか「生きるって?」とか、を訴えている作品だという事は確信しています。
確信しているのですか。そうです。
なぜ、原作で複数話かけた話を1話にしたのでしょうか。 分けると間延びするので1話にしました。
なぜ、オリジナルを入れるのですか。オリジナルは原作以上に重要で、すぐれた要素なのでしょうか。20数話のトータルで表現したいテーマのために、入れるほうが良いと判断しました。
テーマとは、先ほど仰った「人間賛歌」ですよね。はい。
キャッツアイやキッシーや太陽にほえろやリンクスも、そのテーマのために必要なのですか。 そうです。■今後について
今回お送りした意見を、どのように受け止めますか。貴重なご意見ありがとうございました、ということと、真摯に受け止めた、ということと、
どこがどう問題なんだろうと、全体的に見ています。
それを現場に伝えて「やっぱりそうね」というところと、「誤解されているね」ってところがある。
制作は、もう最終回まで完了してしまっているのですか。それはまだです。しかし作画や制作の進捗については、お答えできません。
私たちの声は、制作に反映されるのでしょうか。反映はする、が、その結果どうなるか、はわかりません。
現場に対して「こういう意見もあるよ」と伝えて、皆で咀嚼します。
こうやって深夜でやってきて、ネウロ以外のワクもアニメーションを頑張って作っているので、ご熱心な意見は拾いたいと思っています。
しかしこれだけ事情を伺っても、やり切れない気持ちはあります。アニメのコンセプトを根底から覆すわけにはいかないが、そう思っていらっしゃる方がいるという事で、作る物も変わってくると思う。
公共の電波を預からせて頂いているのだから、
視聴者の意見は「神の声」なのです。「神の声」ですか。それはそうです。
うまく反映・咀嚼しつつ、作品からのメッセージを出したいと思ってます。
とにかくこちらは、闇雲に作っているわけではないんです。
最後までご覧になっていただければ、製作委員会のコンセプトは分かっていただけるものと信じています。
今後にご期待ください。とにかく最終話までご覧いただくとわかる、間違いなくそうなります。
■掲載について
恐らくHさんはネットにこの会話を書くと思うが、書くならば、ちゃんと伝えてほしいです。
より正確な発信をご希望でしたら、できれば中谷さまから書面でいただきたいのですが。局が特定の個人に返答するのは、個人情報保護的にむずかしいです。
中谷個人から返答、というのも立場的にむずかしいです。
では、この話を私がまとめてそちらへ再送信し、中谷さんに目を通していただいて、合っている・違うと検証だけいただいてから、webに載せるという方法はいかがですか。それは良いですね。とても紳士的ですね。いや淑女、なんですが(笑)
テキストがまとまりましたら、ご意見フォームから送信してご連絡差し上げます。
ありがとうございました。こちらこそ、ありがとうございました。
以上
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